住宅ローン③定年まで完済VS35年借りる
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こんにちは。八戸市のハウスメーカーのタナカホームです。
今回も前回に続いて、住宅ローンについてお話をします。
その中でも住宅ローンの長さについての話をします。
住宅ローンは、35年組むのが通常で、最近では40年組めるものも出てきました。
35年組めると言っても、年齢制限がありまして、
最終的な完済日が80歳未満ということが通常のルールになっています。
つまり45歳になる1か月前でしたら、
35年ローンが組めるということです。(完済日が79歳11ヶ月)
定年までに住宅ローンを返済したい!
家を住宅ローンを組んで購入する時に、誰しもが思うことが
「定年前に住宅ローンを完済したい!」です。
理由は自分が働いているうちにローンを完済して、安心な老後を迎えたいからです。
しかし、実際はそのような人はほとんどおりません。
定年が60歳だとすると、35年住宅ローンを組むことを考えると25歳に家を購入することになりますが、25歳までに家を購入する人も確かにいますが、多くの人が30歳以上です。
国土交通省が発表した「平成29年度住宅市場動向調査報告書」によると、
初めて住宅を取得した方の年齢は30歳代が最も多いという結果になりました。
中でも注文住宅を購入する人の年齢の割合は30歳代が48,1%、40歳代が26,6%、
30歳未満が10,5%、50歳代が8,8%、60歳代以上が5,5%となっており、
平均年齢は39,5歳とされています。
しかし、この数字は全国平均値であり、都心と地方では、
地方の人の方が早めに住宅を購入する傾向があるということなので、
青森県では、この平均年齢よりは早めに家を購入するということになります。
35年ローンを組まずに短くするという選択肢
中にはどうしても、定年までに住宅ローンを返済したい!と思う人がおります。
例えば、今の年齢が30歳で35年ローンで65歳完済したパターンと
60歳までに完済したいので、30年ローンを組んだパターンを計算します。
2500万円を銀行から借りたとします。変動金利で0,5%だとします。
35年ローンの場合は、月々64,896円。(65歳で完済)
30年ローンの場合は、月々74,797円。(60歳で完済)
毎月の支払いが約1万円増えます。
それでは、今の年齢が40歳だとします。
35年ローンを組むと75歳完済。
定年の60歳まで20年なので、20年ローンでの比較をします。
同じく2500万円を変動金利で0,5%でローンを組んだとします。
35年ローンの場合は、先ほどと同じく月々64,896円(75歳完済)
20年ローンの場合は、月々109,483円(60歳完済)
その差は44,587円。
定年までにローンを返すことが目標ではない
先ほどの40歳の人が20年ローンを組んで、毎月11万円弱のお金を20年間ローンで支払っても生活に全くの支障がないぐらいの収入があるのなら、問題はありません。
金利分も少なくなり、総支払額も少なくなるので、いい判断だと言えます。
ただ、毎月11万円弱の支払いをすることで生活に余裕がなくなるというなら、
考えた方がいいでしょう。
また、当社では、40歳以上でも住宅を購入する人がたくさんおります。
その方はどのように住宅ローンを組んでいるのでしょうか?
当社には専門のファイナンシャルプランナーがおります。
是非、お金や住宅ローンの相談をされてみてはいかがでしょうか?
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