住宅ローン④住宅ローン減税と繰上げ返済について
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こんにちは。八戸市のハウスメーカーのタナカホームです。
今回も前回に続いて、住宅ローンについてお話をします。
その中でも住宅ローン減税と繰上げ返済についての話をします。
住宅ローン減税とは?
まずは、住宅ローン減税とは何かを簡単に説明します。
簡単に言うと、ある一定件要件を満たしていれば、
年末の住宅ローン残高の1%が10年間戻ってくるという制度です。
例えば、年収400万円の人が基準を満たした
新築の家を3000万円住宅ローンで購入したとします。
1年目は3000万円の1%戻ってくるので30万円の予定ですが、
この人が所得税を30万以上払っていた場合に限ります。
所得税を20万円の場合は、20万円までが戻ってきます。
しかし、残りの10万円は翌年の住民税から引かれます。
年末の住宅ローンの残高から1%というのはあくまでも最大で1%なので、
所得税と住民税を合計しても1%未満の場合はその範囲内での減税ということになります。
因みに、来年以降は、住宅ローン減税を1%から0,7%に減らそうと
政府は検討していますので、注意してくださいね。
繰上げ返済とは?
繰上げ返済とは、毎月の返済とは別に、まとまった額を返済する方法です。
まとまった額を返済することで、毎月の返済額を減らしたり、
返済期間を短くしたりできます。
一般的には、繰上げ返済をどんどんしていったほうが、将来への不安がなくなり、
得した気分になりますが、果たしてどうでしょうか?
先ほど、住宅ローン減税が年末の残高1%が10年間続くと説明しました。
例えば、3000万円年末残高があれば、30万円戻ってきます。
翌年には、例えば、2900万円年末残高があれば29万円戻ってきますね。
3年間で300万円貯めたとして、300万円を繰上げ返済したとします。
そうすると、ローンの年末残高が減ることで、還付金が少なくなります。
つまり住宅ローン減税の恩恵を最大限受けるには、
10年間の減税期間が終了した時の方がいいのです。
繰上げ返済はしたほうがいいのか?
実はこの話は、前回に説明した住宅ローンの時に頭金を入れたほうがいいのか?
全額フルローンで借りたほうがいいのか?と理屈は一緒になります。
繰上げ返済をしたほういい時代は、頭金を入れたほうがいい時代と同じで
金利が高かった時には非常に有効な手段でした。
しかし、今では住宅ローンの金利が一番安い金利なのです。
溜まった現金を超低金利の住宅ローンの返済に使ってしまうことはもったいないのです。
いざという時に、現金が必要な時に、お金を借りようとしても、住宅ローンの金利よりも必ず高い金利で借りるはめになります。そう考えると、現金は温存しておいて、住宅ローンは最大限借りておくのが賢い選択になります。
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