八戸市初の女性設計士は、女性の社会進出の先駆的存在だった!
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こんにちは、八戸市の工務店 タナカホームです。
今回は42年に渡り、タナカホームとあゆみを共にしてきた田中文恵さんをご紹介します。
以前、創業者田中金次郎の足跡をつづった著書「ある商人の一生~八戸、硫黄島を駆け抜けた誠の心~」を紹介しましたが、なんと文恵さんはこの中にも登場しています。
▲接客をする様子
昭和50年代、八戸市第一号の女性一級建築士として八戸市庁に勤務。そして、縁あって創始者金次郎さんの長男であり、二代目社長米一さん(現会長)の元に嫁いだのでした。
その後、市庁を退職し、米一社長と二人三脚で経営と設計部門を支えるとともに、育児と家事を両立、まさにキャリアウーマンとして先陣を切ってきました。
▲沖縄に社員旅行の際、田中会長と
以下は、文恵さんへのインタビューです。
Q仕事をする上で、心掛けていることは?
当初は設計、現在は経理を担当しています。どんな仕事であっても、仕事をする以上は
お客様、仲間、業者さんなど関わりのあるすべての方に喜んでもらいたいという気持ちで取り組んでいます。
Qこれまでの仕事で印象に残っているエピソードは?
かつて女性設計士が珍しい時代でした。そんな中、「女性の設計士さんに家を建ててもらいたい」とお客様が直接訪ねて来てくださいました。大変気に入っていただき、その方からは2軒の新築工事の依頼をいただいたのです。本当にうれしかったです。
Qタナカホームの強みはどこにあると思いますか?
地域に根差し、責任ある仕事をしていること。周囲の皆様のお力添えもあり、長年事業を継続できていることだと思います。
Qこれまでを振り返っての感想は?
私の夢は専業主婦になって、お菓子や小物を手作りして、子どもたちに持たせる優しいお母さんになることでした。こんなに長く仕事をするとは思ってもみなかったのですが、お客様の家づくりの要望を聞き取り、プランニングするのが楽しくて、夢中で今日まできました。これまで好きな仕事ができて、今とても幸せです。
現在、タナカホーム全社員44人の約半数が女性で、女性の割合が高いことが特徴となっています。その原点には、42年の長きに渡り、仕事と家庭を切り盛りしながらもいつも笑顔を絶やさない文恵さんの存在があります。
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