コンクリートについて
493views
皆さまこんにちは!八戸市の工務店 タナカホーム 工務課の夏堀です。
暖かい日が続いてきましたが、まだ朝晩は寒さがありますね。
体調を崩さないようにしていきましょう!
さて今回は『コンクリート』についてお話します。
住宅の基礎に使用するコンクリートはフレッシュコンクリート、いわゆる「生コン」と呼ばれるものです。
工場で規格に則った生コンを練り混ぜ、現場へ運搬して型枠へ打ち込みます。
コンクリートは水+セメント+細骨材(砂)+粗骨材(砂利)+混和剤を練り混ぜて出来上がりますが、季節や用途によってそれぞれの混ぜる量が変わってきます。
「セメントが多ければ、固い頑丈なコンクリートになる!!」
間違いではありませんが、セメントの量を多くすると、打ち込む時点で固いバサバサのコンクリートになります。
コンクリートは隙間なく密に打ち込むことが大事ですが、固いコンクリートを隙間なく打つことは職人さんでも非常に困難なため、必要な強度を持たせた上で、固すぎず柔らかすぎずのコンクリートを配合することが重要となります。
また「生」コンの通り、生モノです。時間が経つとどんどん硬化します。
工場で練り混ぜてから現場で打ち込み終わるまでの時間が決まっており、外気温25℃未満の時は120分、外気温25℃以上の時は90分以内となっています。
この時間を厳守するため、現場監督と職人さんは、生コン車をスムーズに出入りできるように事前に計画を立てます。場合によっては現場前面道路を使用することもあり、近隣の皆さまにご協力頂くこともあります。
建物の「基礎」が決まる工程ですので、工事全体の工程の中で私は一番緊張感を持って管理しています。
納品された資材や製品が、手順通りに正しく組み立てられているのか、確認と検査をすることが監督の仕事ではありますが、その時の現場状況や季節などの環境も考慮して、ベストな計画や判断を下すことも監督の仕事です。
判断がうまく出来たこと、出来なかったことを振り返り、自分の技量の向上に努めて参ります💪
色々と大変なこともありますが、お客様の幸せづくりのために、緊張感と責任感を常に持ちつつ、現場で奮闘しております。完成した時の感動はひとしおですよ🏠✨
春めいてきて、建築現場もフル稼働し始めました!
建築中の現場を通る際には、今日のお話を頭の片隅においていただければ幸いです😊
カテゴリー: 現場ブログ