加湿器の種類と選び方
238views

こんにちは!
八戸市の工務店、タナカホーム八戸店です。
今回は乾燥するこの時期に欠かせないもの「加湿器」についてお話します。
冬の大敵と言えば「乾燥」。寒い日にエアコンで暖房をする場合はさらに室内の乾燥がすすんでしまいます。 乾燥するとお肌のトラブルはもちろん、ウイルス感染症のリスクも高くなると言われています。
のどや鼻の粘膜が乾くと、異物を排除する細かい毛=繊毛(線毛)の動きが鈍くなり、細菌やウイルスを排除しにくくなります。
厚生労働省からはインフルエンザを予防する有効な方法として湿度を適切に保つことが効果的と伝えられています。
のどだけでなく、空気にさらされている肌も乾燥すると潤いがなくなり、しわやくすみ感が出てしまうことも。この時期は健康と美容の両面で、いかに乾燥を防ぐかが課題となってくるわけですね。
加湿器は、加湿方式によって主に4つの種類に分かれます。
ハイブリッド式(気化式×温風気化式)
ハイブリッド式は、2つの加湿方式を組み合わせたもの。このうち「気化式×温風気化式」は、フィルターに送る風をヒーターで加熱し、加湿力を強めたタイプ。こちらはファンがある方式なので、早く広範囲に加湿できます。
ハイブリッド式(超音波式×加熱式)
「超音波式×加熱式」は、ヒーターで加熱した水を超音波で霧状にして放出します。静音性が高く、水を加熱することで衛生面とパワーを向上させたタイプです。床や壁が濡れやすく、消費電力がやや高くなる傾向があります。
メリット
・水の粒子が小さく遠くまで加湿できる
・雑菌放出のリスクが小さい
デメリット
・電気代はやや高い
・本体価格が高い
気化式(ヒーターレス)
気化式は、水を含んだフィルターにファンで風を送り気化させる方式です。水に濡らしたタオルを扇風機で乾かした状態が近いといえます。ファンがあるため、広範囲に加湿できます。
メリット
・水の粒子が小さく遠くまで加湿できる
・最も電気代が安い
デメリット
・送風量は多くなりがち
・製品の中には稼働音が大きいものもあり
スチーム式
スチーム式は、水をヒーターで加熱し、水蒸気に変える方式です。お湯を沸かすと湯気が出るのと同じ原理で、加熱中のポットのふたを開けたイメージに近いです。
メリット
・菌が繁殖しにくく衛生的
・室温を上げる効果あり
デメリット
・電気代は高くなる
・蒸気によるやけどのリスクあり
超音波式
超音波式は、水に超音波を当てて霧状の微粒子にして放出する方式です。簡単にいうと、ものすごく細かい霧吹きといったイメージが当てはまります。
メリット
・室温に影響を与えない
・電気代が低め
デメリット
・加湿によって室温が下がる
・お手入れを怠ると雑菌繁殖のリスクあり
加湿器の選び方
加湿器の加湿方式をさまざま紹介してきましたが、誰もがこれを買うべき!という機種はありません。加湿能力、適用床面積、加湿方式、電気代、安全性、お手入れのしやすさなど、用途や目的に応じて購入するのがおすすめです。
次回もよろしくお願いします。
カテゴリー: 八戸店ブログ